「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

レポート【スーベニアプロジェクト】「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

2011年10月29日〜11月3日まで東京ミッドタウンで開催されていた「DESIGNTIDE TOKYO 2011」にいってきました。

『デザインタイド トーキョー』とは、

「思考をトレードする場」

生活に関わる形あるものは、すべてデザイン行為の産物です。
インテリア、プロダクト、建築、グラフィック、テキスタイル、ファッション…どんなジャンルであろうとも、生活をよりよくするためにすべてのデザインは続いてきました。
そして、どんなデザイン行為も、それが社会に向かっている以上、単純な形の問題に収斂することはできません。
形を生み出す源泉である思考そのものを発表し、対流させて、あたらしい思考と形が生まれること。

デザインタイド トーキョーは、そんな思考をトレードする場です。

“Trading Design, Trading Ideas”

Everything in our everyday life is something that has been designed.
Interior designs, products, architecture, graphic design, textiles, fashion… regardless of its genre, design practices have been carried on to improve our living.
As long as the designers’ aims are focused on our society, “design” cannot be converged into a simple format.
By presenting the ideas that generate designs, we present a stream of new thoughts and forms.

DESIGNTIDE TOKYO is a field to trade design, and to trade ideas.

 

いわば、新鋭デザイナーによる新しいアイデアや作品などが発表される場であり、国内外のデザイナー、メーカー、バイヤー、ジャーナリストが集まり、新たな機会が生まれるエキシビションです。

未だプロトタイプの作品から来春発売の新商品、すでに発売されているものなど、多種多様な感性を持ったデザインプロダクトが会場に並び、国内外から集まった来場者の心を踊らせます。
皆、目を輝かせてブースを覗き込んでいるのが印象的でした。

 

最初に目に入ってきたのは、住友林業による『MOCCA(木化)』プロジェクト。

数十枚の薄い板を積層して曲げ、一枚の大きな皿であり盆のような器。
カップルで、家族で、友人とのパーティーで、思わず使いたくなるような、木のぬくもりを感じるプレートです。

展示されていた「one for all」はまだプロトタイプで1点モノだそうですが、(写真はまだ公開できないのが残念です…)
今後は様々なサイズでの商品化を期待してしまします。
デザインは猪熊純さんと、成瀬友梨さんの建築家ユニット『NARUSE・INOKUMA ARCHITECTS』。

住友林業の木化推進室のご担当者さんともお話しをさせていただきましたが、
国内の木材の可能性を突き詰めて、住宅資材以外での木材の利用価値を生み出しているようです。

住林さん、本気です!

 

tartan・mute【スーベニアプロジェクト】「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

次に伺ったのが『mute』のブース。

新作となる「tartan」は、見慣れた金属製のバスケットを、見慣れたタータンチェック柄で編み込んでいます。

「見慣れた物が重なって、少し見慣れないものができました。」

と話す、『mute』のお二人。

私たちの日常のどこかで自然に記憶している
ありそうでなかった、懐かしくも新しいものが、人の心を惹き付けてくれます。

mute』らしい世界観が表現された新作です。

 

3120・美濃和紙【スーベニアプロジェクト】「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

続いて、目に入ってきたのが美濃和紙の新ブランド『3120(サンイチニゼロ)』。

和紙の産地として栄えた岐阜県の美濃で、
1300年以上の歴史を誇る和紙の伝統的な技術に、今日の新しい技術を活かし、
さらには現代のライフスタイルに受け入れられるデザインが加わったのが『3120』。

手がけるのはデザイナー高橋理子さんと、プロデューサー萩原修さん。

「お店で特別扱いされて和紙コーナーに置いてもらいたくない。
ステーショナリーコーナーに並べてもらえるような、そんな和紙製品を作りたかった。」

この日、以前よりずっとお会いしてみたかった高橋理子さんがブースにおられて、お話しをお伺いする機会を得ました。

高橋さんはアーティストとして、自身のブランド『HIROCOLEDGE』ディレクターとして、
工芸、ファッション、アートなど、あらゆるジャンルの垣根を越え、日本の伝統に進化をくわえた作品を生み出しています。
自らがものづくりの現場に赴き、そして自らが発信するというスタイルは斬新であり、国内外で高い評価を受けています。

3120』も見た目は和紙とは思えないくらいのポップでカラフルなのが特徴です。
しかし、実際に手で触れてみると、確かに和紙の柔らかい風合いを感じられ、手漉き和紙の製品などは芸術的で感動します。
完成度が高く、すでに商品化に向けて動いており、来春には発売されるそうです。

これは、取材に行かねばなりません!

 

そして、これまた以前よりお会いしてみたかった方々が…、
Smile Park』のsugiXさんと、高坂さん。

Smile Park』は世界各地に滞在し、そこで得たインスピレーションを元に何かをつくるデザインプロジェクト。
個人的にもずっと応援し続けてきたプロジェクトでしたので、お会いできたことを大変光栄に思います。

何か一緒にできたら、面白いことになりそうです、

 

続いては、茨茨城県水戸市にある慶応元年創業の『鈴木茂兵衛商店』。
伝統の技術に様々な先端技術を加味し、新しい提燈(提灯)を制作しています。

この日は職人の山下さん、デザイナーのMic*Itayaさんもブースにおられて、
いろいろとお話しさせていただきました。

山下さんのように昔ながらの職人さんも、このような場に足を運び、
来場者やバイヤー、ライターなどと交流をされていることは大変意義のあることだとおもいます。

 

mass item【スーベニアプロジェクト】「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

そして最後に訪れたのは、
MicroWorksの海山さんがディレクターを務めるアクリルブランド『mass item』。

工業製品、量産品などあまり良くないイメージが定着してしまっているプラスチック製品ですが、
mass item』の取り組みではアクリルやプラスチックの魅力を身近に楽しく伝え、
若く新しい感覚で解釈して商品化しています。

色もアクリルの良さを活かしてポップに、製品のディティールには細かなところまで凝っています。
そこには樹脂職人さんのこだわりや技術が凝縮され、工業品の枠を超えています。

また噂のガチャガチャもやらせていただきました。
イラストレーターのNoritakeさんによる「家 503 203 201」のホテルキーチェーンのmini版をゲット!
早速、自宅のキーに取り付けています。

 

新しい感性に多く出会えた今年の「DESIGNTIDE TOKYO」、ここからどのような商品が新しく生まれるのか、とても楽しみです。

 

スーベニアプロジェクト『Yoshiharu KOIKEDA』

Yoshiharu KOIKEDA

▶ ART DIRECTOR / DESIGNER

1978年生まれ、桶川育ち。文化服装学院流通専攻課程スタイリスト科卒。バイクで日本一周を敢行。2003〜2008年の間、イギリスに留学。LSC、Central Saint Martins College of Art & DesignでGraphic and Industrial Designを専攻。2008年に帰国後、シミコムデザインを設立。2011年にスーベニア・プロジェクトを始動。

Twitter:@shimicomdesign

レポート【スーベニアプロジェクト】「DESIGNTIDE TOKYO 2011」いってきました。

この記事をみんなに教える!

コメントを残す