タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り」

いばらきデザインセレクション2011【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

2011年3月1日、茨城県の笠間で開催された「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」に行ってきました。

匠工房【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

私たちスーベニアプロジェクトは茨城県デザインセンター様より、この日のオープニングイベントにご招待いただき、10時に匠工房・笠間(茨城県工業技術センター窯業指導所)に到着、茨城デザインセンターのご担当者に施設やこれまでの取り組みなどを説明をしていただきました。

笠間工芸の丘【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」 笠間工芸の丘【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

その後、笠間工芸の丘に移動し、県内の笠間焼など食器を中心に100点を超えるアイテムが並び、そろばんの数珠をモチーフとした佐藤剛さんの作品も拝見させていただきました。

笠間焼・佐藤剛さん【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

佐藤剛さんの作品は昔ながらの笠間土を使ったロクロ成形による技法を活かし、笠間焼の伝統的な土と釉を大切にし続けておられます。
しかしながら、今では笠間焼の昔ながらの原料となる笠間土がなかなか手に入らないのが現状であるというお話もお伺いできました。

回廊ギャラリー門【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

いろいろとお話を聞いた後で、そろそろオープニングセレモニーが始まるということで「回廊ギャラリー門」へ移動。

回廊ギャラリー門【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

8年前にオープンした回廊ギャラリー門は、築300年の梁材を基調とした白壁の回廊型建築で、昔ながらの趣が残る美しい建築物です。
笠間の幹線道路に面する店舗は、駐車場を建物の背面にすることで街の景観に配慮し、半屋外の自然光を活かして笠間焼を展示しています。

回廊ギャラリー門・代表高橋隆太さん【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

いろいよ「いばらきデザインセレクション巡り」のオープニングセレモニーがはじまりはじまり!

まずは回廊ギャラリー門の代表取締役を務める高橋隆太氏のご挨拶から始まり、県職員、審査員の方々のご挨拶が続きました。

オープニングセレモニー【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

スピーチの中ではこれまでの笠間と、これからの笠間の将来像や課題として、

・焼き物の新しい売り場を増やす。
・素材を活かした、新しいプロダクトの制作。
・ギャラリ−周りの道路を市で整備し、観光客の囲い込み。

などのお話もありました。

回廊ギャラリー門のオーナーでもある高橋さんに直接お話をお伺いした時、

「東京から以外と近い、笠間を芸術の町へ。。。そして流行をつくる。」

「茨城県の若者はもっと東京に出なければならない。
素晴らしい芸術やモノに触れる機会がこんなに近くにあるのに、あまりにも近すぎてそれに気がついていない。
もっと良いデザインに触れて、それを吸収して持ち帰らないと!」

と話されていたのが印象的です。

この回廊ギャラリー門でのプロジェクトを進めるにあたり、最初は笠間の職人さんや周りの方々と取り組んできたが、近年は新しい風をいれるため、県内の人間にも声をかけているようです。

いばらきデザインセレクション2010【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

その他、会場では「いばらきデザインセレクション」を受賞されている「コロンブスのまな板」の大崎材木店さんや、「クラフトパイン」の松浦さんなどにもご挨拶できました。

笠間焼の登り窯【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:笠間 vol.1 「いばらきデザインセレクション巡り@笠間」

茨城は首都圏からのアクセスも良く、魅力的な資源もたくさんあるのに、観光事業ではあまり良いアピールが出来ていないような気がします。

笠間にしては多くの窯元がある地域と芸術の丘があるエリア、笠間稲荷神社がある笠間市街地とでは、それぞれが独立してしまっており、全く連動性がないように思えました。

まずは自分たちの魅力を自分たちで再発見し、それをシンプルに分かりやすく表現できれば、多くの人々の足を茨城へ向けられるのではないでしょうか。

自分たちの資源に誇りが持てれば、ホスピタリティの質も向上し、来ていただいた方々にも喜んでもらえる循環システムができると思います。

また来たい!とも思うでしょう。

まずはそのあたりから茨城県デザインセンターの方々と取り組めたら、おもしろいことが出来ると信じています。

今回のイベントでは過去の「いばらきデザインセレクション」受賞作品が一カ所に集まりましたが、これまでの受賞作品を巡るデザインツアーがあってもおもしろいでしょう。

単純に笠間芸術の丘に集まっていただいて、陶芸体験をし、ギャラリーを巡り、茨城のデザインを学ぶツアーでも楽しいかもしれません。

せっかく首都圏から1時間半〜3時間で来られるエリアなので、もっと楽しいことがアピールできたら楽しいだろうなと思いました。

 

【旅のモノ語り:2011.3.1】

スーベニアプロジェクト『Yoshiharu KOIKEDA』

Yoshiharu KOIKEDA

▶ ART DIRECTOR / DESIGNER

1978年生まれ、桶川育ち。文化服装学院流通専攻課程スタイリスト科卒。バイクで日本一周を敢行。2003〜2008年の間、イギリスに留学。LSC、Central Saint Martins College of Art & DesignでGraphic and Industrial Designを専攻。2008年に帰国後、シミコムデザインを設立。2011年にスーベニア・プロジェクトを始動。

Twitter:@shimicomdesign