タビモノ 2011:七尾 – 珠洲 – 輪島 vol.6 「日本の美しい風景 白米千枚田」

世界農業遺産【スーベニアプロジェクト】タビモノ 2011:七尾 – 珠洲 – 輪島 vol.6 「日本の美しい風景 白米千枚田」

能登半島の先っちょ、珠洲市での新しい人・モノとの出逢いを充分に堪能し、私たちは次の目的地、輪島市街へ向かう途中、あまりの美しさについ車を停めた場所があります。

日本の棚田百選にも選ばれている輪島市白米町に位置する『白米千枚田』。

国道249号沿い、傾斜を利用して細かく区分けされた田が傾斜を上手く利用し並んでいます。
棚田の真っ正面には、夏の太陽の光を浴びきらきら輝きながら揺らめく日本海。
上から望むと、まるで絵画のような美しさに見とれてしまいます。

田の枚数は国の指定部分で1004枚、全体では2000枚を超えるとのこと。

その美しさに棚田は多くの文学小説に描かれてきました。

しかし、一枚一枚の面積が小さく傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化にともなって、1970年代頃から減反政策の対象として耕作放棄され始め、今では日本の半数近くの棚田が消えているといわれています。

そんな中、石川県輪島市が今年の4月、「世界農業遺産」と呼ばれる国連食糧農業機関の「世界重要農業資産システム」に登録され、『維持』だけでなく、『活用』するという動きが輪島市を中心に起こっています。

その一例が、オーナー制度の導入です。

低価格で田んぼを借りることができ、高齢等の理由により農業を続けられなくなった方々の代わりに稲作を行うことで、棚田の『維持』につながり、また、棚田でのお米作りという貴重な経験ができる制度となっています。

私たちの子ども、そして孫、これから続いていく世代のために、日本の素晴らしい風景を残していく。
地域の方だけで難しいのであれば、日本中の人たちが関わって、様々なアイデアを出し合って、新しいやり方で守る、新しい形で残すことも必要ではないかと思います。