
2010年に『花嫁のれん』という昼ドラが、東海テレビ放送・フジテレビ系列で放送され、今年はドラマの影響もあってか、多くの観光客の方々で賑わっていました。

花嫁のれんとは。。。 (以下 花嫁のれん公式サイトより転載。)
幕末から明治にかけて加賀藩の領地である加賀・能登・越中に見られる庶民の風習である。花嫁は嫁入りの際、玄関先で実家と婚家の水を半分ずつ混ぜて飲み干し、実家の紋を入れた花嫁のれんを嫁ぎ先の仏間の入り口にかける。婚家の仏前で手を合わせ「どうぞよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まる。
花嫁のれんの色や柄には時代ごとに流行り廃りがあり、麻や綿のものも見られるが、多くは絹で加賀友禅の手法が用いられ、これもこの伝統技術が継承された一因といわれる。
一本杉を中心にゴールデンウィークをはさんで二週間ほど、百数十枚の花嫁のれんが飾られ、花嫁道中も行われる。

この日は天候にも恵まれ、沢山の人に祝福された新郎新婦は少し照れながらもとても幸せそうでした。
多くの人が支えながら、この文化を残そうとする街ぐるみの取り組み。伝統を大切にし、当たり前の様に日常の中にそれがある。
そんな七尾の人間の顔はイキイキし、輝いていました。


Hirotsugu KUMAGAI
▶ 地域プロデューサー
1984年生まれ、横浜育ち。2004〜2008年の間、イギリスに留学。London College of Fashionで Buying & Merchandisingを専攻。帰国後、大阪に本社のある飲食業で就労の後、スーベニア・プロジェクトに加わる。趣味は球技。フットサルチームを経営しつつ、誘われた球技に参加。スノボやサーフィンなどの横ノリ系も大好物。
Twitter:@kuma8145