2日目の午後は哲さんガイドで、熊野古道巡り。
行った場所は以下の通り。
熊野那智大社・那智山青岸渡寺・那智の滝
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熊野速玉神社
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神倉神社
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田辺市へ
今回特に印象に残ったのは、那智大社と那智山青岸渡寺。
那智大社を通り過ぎた後にお寺が現れ、私は違和感を感じ少し佇んでいると、
哲さんより『神仏共存』のお話しを伺い、
熊野独特の歴史の深さを体感することができました。
また、自然崇拝の社も多く、豪華な社ではなく、
本当に必要で崇めなければならないものは何かを考えさせられました。
また、神倉神社は源頼朝が寄進したと伝えられるとても急な鎌倉積み石段538段を登り頂上の社に到着する。
雨で滑りやすくなった石段の登り降りは怖かったですが、
静かで熊野を空気で感じられる神聖な場所でした。
山の山頂付近にある社からは、新宮市一帯を見渡せ、
霧がかかった景色は私が思う熊野のイメージ通りで感動しました。
2月6日に行われる御燈祭は、「上り子(あがりこ)」と呼ばれる男性の参加者たちが
(女性は参加できないそうです…)
白づくめの装束で火を灯しながら急な石段を走り降りるという。
想像するだけでも力強く壮大な祭りをぜひ次の機会に見て、
その場の空気を感じたいです。
雨が多いと有名な和歌山。
この日も移動中、土砂降りに遭い驚きましたが、
哲さんは夏になればより強い雨が降ると言っており、
熊野の深い自然はこの雨あってこそなんだろうと納得させられました。
田辺に戻ると、田上米穀店も田上社長と合流し、
『かんてき』という地元のお料理が食べられるお店へ連れて行って頂きました。
そこでは、山・海の幸が満載!
私たちは初めて和歌山でよく食べるというウツボをいただきました。
とても肉厚でジューシーで美味しい!
話にも花が咲き、楽しい田辺での夜を過ごしました。
熊野2日目はこうして終わりましたが、
熊野古道巡りをしている中で、「見る」という感覚から「感じる」という感覚へ変わっていることに気づきました。
3日目はより神聖な熊野を感じる感覚が研ぎ澄まされるのではないかという
不思議な期待感を持ちながら眠りにつきました。
【旅のモノ語り:2011.3.20】
Mika KOIKEDA
▶ SALES MANAGER / PR
1984年生まれ、安曇野育ち。19歳の時にイギリスへ留学。London Institute Of Technology & Researchに通い約一年間海外生活を経験。日本の良さ・田舎の大切さを実感する。子どもたちに触れ合う仕事に就いたのをきっかけに、次世代の未来を考えるようになり、2011年スーベニア・プロジェクト立ち上げる。休日は東京に住みながらも自然がたくさんある場所に行こうとする傾向あり。