「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」に行ってきました。

長野のカフェ【スーベニアプロジェクト】D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO

「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」に行ってきました。

D&DEPARTMENT PROJECTはナガオカケンメイ氏のプロデュースにより、「ロングライフデザイン」をテーマに古くから長く愛され続けているモノや、日本各地の工芸品などを取り扱っています。

東京都世田谷区奥沢に構える本拠地「D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO」を始め、いまでは北海道、長野、静岡、大阪、鹿児島と6店舗を構えます。
(現在は山形店が準備中)

ゆくゆくは47都道府県すべてにD&Dの拠点をつくることを目標とされており、今回は3店舗目である「長野店」を訪れてみました。

D&Dの各地域の店舗はフランチャイズで経営されているため、運営会社は地域によって異なります。
なので、長野店も「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」と、最後に「by COTO」と付きます。
その株式会社コトも長野県長野市を拠点に活動するデザイン事務所です。

「各地域のD&Dがそれぞれに地域の特徴を出し、情報発信の場となれば」とナガオカケンメイ氏は著書に記しています。

長野店は多くの観光客が訪れる善光寺とは逆の方向、長野駅を背にして左に進むとすぐにあります。

1Fはカフェスペースと、長野県生まれのプロダクツが並んでいます。
2Fはカリモク60などのロングライフデザインを中心とした家具やインテリア雑貨、キッチン用品などが並んでいます。

このようなコンセプトのプロジェクトには私たちも大変共感する部分もありますし、とても参考になります。
若い方々だけでなく、年配の方々も懐かしさを楽しめるような空間をつくられているのも素敵ですね。

 

ただ、少しだけ気になったのが、

1Fの長野県内のプロダクト紹介スペースにて、生産者の顔まで見えなかったこと。
地域の情報が少なかったこと。
手に取れる情報は観光施設やレジャーの無料パンフレット、イベントフライヤー、フリーペーパーなどが多かったです。
他の県のプロダクトの特設コーナーが広くスペースを取っていたこと。
(この時は「栃木の益子焼」。おそらく「d design travel 栃木」が発刊されたすぐ後のため)

2Fに関しては東京店と同じ商品ラインナップであったこと。
(これはコンセプトなので仕方ないかもしれませんが…)

それからスタッフ(たまたまかもしれませんが…)の商品知識が浅かったこと。
おそらく、ものづくりの現場に足を運んだことはないスタッフという印象でした。

 

私が知る限り「長野県」にはもっと多くの魅力的な資源があるとおもいます。
「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」もまだまだこれからだと思いますし、
もっとコアな情報を発掘し、それをカタチにして発信をしていただきたいなと期待しております。

そんなD&Dが日本全国に広がったら、素敵なプロジェクトになると思います。
 

長野観光【スーベニアプロジェクト】D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO
スーベニアプロジェクト『Yoshiharu KOIKEDA』

Yoshiharu KOIKEDA

▶ ART DIRECTOR / DESIGNER

1978年生まれ、桶川育ち。文化服装学院流通専攻課程スタイリスト科卒。バイクで日本一周を敢行。2003〜2008年の間、イギリスに留学。LSC、Central Saint Martins College of Art & DesignでGraphic and Industrial Designを専攻。2008年に帰国後、シミコムデザインを設立。2011年にスーベニア・プロジェクトを始動。

Twitter:@shimicomdesign

「D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTO」

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