初詣は茨城県の鹿島神宮へ。
「鹿島神宮」は第一代神武天皇(じんむてんのう)が天皇の位についた年に、神武天皇が鹿島の地に使いを派遣して造られせた、と言い伝えられています。
万葉の時代には、常陸国(茨城県の旧名称)を関西地方の人は、別名【日出ずる国】(ひいずるくに)と呼んでいたそうです。
関西地方の人にとっては、日本の東の外れの国、と意識していたようですね。
外的からの脅威(きょうい)に対する防衛拠点として鹿島神宮の「本殿は北を向いている」と伝えられています。
【朱塗りの楼門(ろうもん)】
寛永11年(1634年)に水戸初代藩主の徳川頼房公(よりふさ)が奉納(ほうのう)されたそうです。
頼房公は水戸黄門光圀公(みとこうもんみつくに)の父親、そう言われるとグッと親近感が湧きます。
【拝殿(はいでん)】
社殿は、本殿(ほんでん)・拝殿・石間(いしのま)・幣殿の4つの棟(むね)よりできています。
現在の社殿は、江戸幕府の二代目将軍の徳川秀忠公(ひでただ)により、元和5年に奉納(ほうのう)されたそうです。
【奥宮】
神門より300メートルの所に、江戸幕府の将軍徳川家康公奉納の奥宮(おくのみや)があります。
慶長10年(1605年)に本殿として奉納された建物を元和5年の造営(ぞうえい)のときに場所を移して、奥宮としたそうです。
敷地内には神の使いとして鹿が多く飼われており、和やかな趣きを感じられます。
しかし、震災を受け、大鳥居が崩れてなくなっていたり、周辺の道路も隆起してしまっている箇所がいたるところで見られ、
まだ震災の爪痕が多く残されていることに、心が痛みました。
昨年は多く方々が困難と立ち向かう年となりましたが、今年は未来へ新たな道を築き上げる一年になれば良いなと思います。