本日、茨城県の商工労働部・産業技術課から郵便物が届きました。
先日のブログでもご紹介しました、ミッドタウンで開催された『-EVOLVING JAPANESE CRAFTS- ふれる、感じる 伝統的工芸品展 進化するJAPAN VALUE ~結城紬・笠間焼・真壁石燈籠~』の会場で、茨城県の商工労働部・産業技術課の主事の方とお話しする機会を得まして、スーベニア・プロジェクトの概要をお伝えしたところ、ご親切にも『IBARAKI DESIGN SELECTION | いばらきデザインセレクション』の過去のアーカイブ(2005-2010)を、まとめて送ってくださったのです。
ありがとうございます。
いばらきデザインセレクションの冊子自体が年々洗練されていことも驚きなのですがw、
掲載されているプロダクツはどれも面白い物ばかり!
過去のプロダクツの中にはすでに製品化されて、今では普通にスーパーに並んでいる食品などもありました。
(たまにウチの食卓にも登場します!)
これが地域産業本来の姿であるべきだと感動した反面、世間体ではごく一部の商品しか、認知されていないというのも事実であります。
このようにデザイン展で賞を得たプロダクツ、クローズアップされたデザインでさえも、実際に商品として流通に乗り、一般の方に消費されているものは、ごく僅かなのだと。。。
我々が見直すべき点は、まずはそこではないかと考えています。
日本人の意識を変えるには、身近な所に(毎日行くスーパーや、毎日読む新聞など、、)
アートやデザインが染み込んでいなければならないと思うのです。
そうなれば、家の冷蔵庫やキッチン周りに自然とデザインが広がり、リビングに置かれた新聞やチラシから、デザインが生活に溢れていくのです。
我々の役割は、デザインというフィルターを通して地域産業活性化を図るのと共に、しっかりと流通に乗せ、消費してもらえるサイクルを創ること。
一緒に造るだけではなく、一緒に流通とのバランスも深く考えたいと思います。
茨城県の職員の皆様、今回はこのようなご好意を戴き、大変ありがとうございました。
近年の茨城県のアート・デザインへの取り組みは、大変興味深いものです。
近々、各産地を訪れる際にはご挨拶させていただきます。
今後とも何卒、宜しくお願いいたします。
Yoshiharu KOIKEDA
▶ ART DIRECTOR / DESIGNER
1978年生まれ、桶川育ち。文化服装学院流通専攻課程スタイリスト科卒。バイクで日本一周を敢行。2003〜2008年の間、イギリスに留学。LSC、Central Saint Martins College of Art & DesignでGraphic and Industrial Designを専攻。2008年に帰国後、シミコムデザインを設立。2011年にスーベニア・プロジェクトを始動。
Twitter:@shimicomdesign