笠間工芸の丘を降りて次に向かったのは、『回廊ギャラリー門』。
笠間の幹線道路に面する『回廊ギャラリー門』は、築300年の梁材を基調とした白壁の回廊型建築が特徴で、
駐車場も建物の背面にすることで、街の景観に配慮しています。
3月に開催された『いばらきデザインセレクション巡り@笠間』の
オープニングパーティーの会場となったのもこちらの『回廊ギャラリー門』でした。
回廊に入ると建物内に中庭が広がり、自然光を活かして笠間焼などを中心に展示販売しています。
並べられている作品は幅広く、富川秋子さんの透き通るような色彩が特徴の器や、
桑原典子さん作の温かみのある作品も並び、回廊をグルッと一周回りながら様々な作品を手にすることができます。
若い世代の方々は、まずこちらのギャラリーから笠間焼巡りをされるのが良いのではないでしょうか。
「これまでの笠間焼、これからの笠間焼」が楽しめるギャラリーです。
さて、次に向かったのは、、、
先ほど「いばらきデザインマルシェ」でお会いした
筑波大学デザイン学教授の蓮見先生にコッソリ教えていただいた『佐白山のとうふ屋』。
笠間芸術の森公園の裏手に車を走らせると、すでに満杯の駐車場、外に長蛇の列のお店が…
駐車場に停まっている車のナンバーをみると、「つくば」「土浦」「水戸」など
県内から多くの方がいらしているのがわかります。
『佐白山のとうふ屋』では、国産大豆100%こだわり、
「佐賀県産フクユタカと地元産のタチナガハ」を黄金の配合比ブレンドして豆腐作りをしているそうです。
水も「佐白山の伏流水」を使用し、にがりも「天然にがり100%」を使用するなど、
頑固なまでにこだわりを突き詰めておられます。
そのこだわりが、この人気を生むのですね!
訪れたのはお昼過ぎでありましたが、残念ながらこの日はすでにお豆腐は売り切れ。
「おからドーナツ」と「豆乳ソフトクリーム」をいただきました。
「おからドーナツ」は表面サクサク、中モッチリ!!
お腹が空いていたのもありましたが、いくらでも食べられる気がしてきます。
「豆乳ソフトクリーム」は、これほど豆乳の風味がするソフトはあったか?
と、過去を回想するほどの濃厚な美味しさ!
子供たちも外でみんな「豆乳ソフトクリーム」を頬張っていましたが、
「子供達はこの濃厚な豆乳の味は大丈夫なんだろうか?」と勝手に心配してしまうほど。
それほど、美味しかったです。
隠れた名店、また見つけちゃいました。
Yoshiharu KOIKEDA
▶ ART DIRECTOR / DESIGNER
1978年生まれ、桶川育ち。文化服装学院流通専攻課程スタイリスト科卒。バイクで日本一周を敢行。2003〜2008年の間、イギリスに留学。LSC、Central Saint Martins College of Art & DesignでGraphic and Industrial Designを専攻。2008年に帰国後、シミコムデザインを設立。2011年にスーベニア・プロジェクトを始動。
Twitter:@shimicomdesign