
きらびやかな神楽坂の街並みを通り過ぎ、一本細い道に入ると、民家に囲まれた一角に神楽坂フラスコはあります。
そちらで開催している中村幸代さんの『おねがいてぬぐい展』に行ってきました。
デザインディレクターの萩原修さん等が企画し始まった『てぬコレ』。
そのてぬコレが一ヶ月に一度、デザイナーごとに展示会を開催しており、毎月異なるデザイナーの作品を楽しむことができます。
温かい光が暗い路地に漏れ出す神楽坂フラスコ。
足を止めて覗くと、鮮やかな中村幸代さんの作品が目に飛び込んできます。
壁には、先日のCARAVANでお会いした『フルスイング』さんが制作したハンガーや額に入ったてぬぐいが並び、上を見上げれば、天井からも垂れ下がったてぬぐいが神秘的な空間を作り上げていました。一つ一つのてぬぐいごとにストーリーがあり、どれもカラフルで一つの芸術作品に仕上がっていました。
奥には、お茶をいただく上りがあり、中村さんの作品をゆっくり眺める素敵な空間。
日本に昔からある、てぬぐいの新たな可能性を感じる展示会でした。

Mika KOIKEDA
▶ SALES MANAGER / PR
1984年生まれ、安曇野育ち。19歳の時にイギリスへ留学。London Institute Of Technology & Researchに通い約一年間海外生活を経験。日本の良さ・田舎の大切さを実感する。子どもたちに触れ合う仕事に就いたのをきっかけに、次世代の未来を考えるようになり、2011年スーベニア・プロジェクト立ち上げる。休日は東京に住みながらも自然がたくさんある場所に行こうとする傾向あり。