伝統工芸のひとつで、200年程の歴史を持つ「寄木細工」をリサーチしに、駅伝で有名な神奈川県の箱根に行ってきました。
この日は冬晴れの寒空にもマケズ、芦ノ湖周辺は多くの観光客で賑いをみせていました。
まずはじめに、本間寄木美術館に足を運び、寄木細工の歴史、作り方などを分かりやすくまとめたビデオを見た後、スタッフの方に丁寧に説明をして頂きました。
職人さんの頭の中には一つ一つの柄の構図がすでに描かれ、それをイメージしながら組み合わせていく、その緻密さや創造性に驚きました。
また、木の素材を活かし、縞(シマ)、市松、紗綾型(サヤガタ)、麻の葉、マス、矢羽根、青海波(セイカイハ)など日本の伝統文様を作り上げる技法は圧巻でした。
他にも箱根にある寄木細工を取り扱うお店を拝見し、なかには伝統的な技術を活かしながらも、新しいプロダクト製作にも挑戦する様子が伺えたので、今後は現代の生活様式に合った新しい製品が生まれそうな期待感をもちました。
箱根と言えば「大学駅伝」「温泉」「彫刻の森」ですが、これからは「寄木細工」の時代がくるかもしれません!
Hirotsugu KUMAGAI
▶ 地域プロデューサー
1984年生まれ、横浜育ち。2004〜2008年の間、イギリスに留学。London College of Fashionで Buying & Merchandisingを専攻。帰国後、大阪に本社のある飲食業で就労の後、スーベニア・プロジェクトに加わる。趣味は球技。フットサルチームを経営しつつ、誘われた球技に参加。スノボやサーフィンなどの横ノリ系も大好物。
Twitter:@kuma8145